3月11日は東日本大震災が起きた日で、あれから10年が経つ。
「もう10年」なのか「まだ10年」なのかは人によって感じ方が異なるだろうが、
どちらにせよ明るいイメージでは無い気がする。
ただ、3/11が誕生日や記念日の人だってもちろんいる。
震災と同じくらい、日常のように祝う気持ちも忘れてはいけない日だと改めて思います。

 

今日ご紹介するタイルは、同じ釉薬で作った2枚のタイルになります。
右と左で同じ調合の釉薬で施釉しましたが、これほどの差が出てしまいます。
面状の差も影響してると思いますが、並べると異なる色となってます。

時々、「前と同じ品番でタイルを作って欲しい」とのご依頼を頂くことがあります。
しかしその時々によって窯の雰囲気も異なれば、
釉薬などの原料も自然物なので前回と全く同じという事もありません。

同じ品番で作ったとしても
実は前回と同じ色を出せるよう、再度色調整してから焼成しているのです。
細かな色調整をして下さっている釉薬担当者の努力を
少しでも多くの方々に知って頂きたいです！