タイルの付着率
タイルコラム
2021年03月18日
昨今、タイルの張り方は湿式工法(モルタル張り)から乾式工法(接着剤張り)へ変化しつつあります。
主な理由は耐震性に優れ、剥離しにくいことですが、不適切な施工をすれば接着剤張りでも剥落する可能性が高いです。モザイクタイルはユニットで張られることも多く、こちらも糊残りの多い表紙張りから、最近は裏連結ユニットへと徐々に変化しております。そんな裏連結ユニットタイルの施工に関して、全国タイル工業組合より「適切な付着率確保のお願い」の案内です。
全国タイル業協会/全国タイル工業組合HP ⇒ https://www.tile-net.com/
ホームぺージではタイルの基本や施工例など、ありとあらゆることが紹介されています。上記裏連結ユニット施工に関しての動画もあるので、興味ある方は一度覗いてみてください。
修繕工事の際に現場へタイル採取に伺うと、タイルが浮いている現場と全く浮いていない現場があります。当たり前な下処理もされずに張られたタイルも多く、住民さんの気持ちを考えると何ともやり切れない。最近の建物は下層のみでタイルを使用するケースが増えていますが、適切な施工が拡がり「タイル=剥落」の定説が払拭されれば、また全面タイル張りのような建物も増えてくるだろうと期待しています。