補修タイルの面状について
復元事例
2020年06月11日
補修タイルを製作する時、タイルの面状や形状には注意しないといけません。
見本焼きは当然ながら、現場で使用されているタイルの面状と同等のもので製作しますが、
時々合わないこともあります。その例がこちら。
(左:見本タイル、右は弊社手持ちのタイル)
写真中央で横並びする2枚の横筋面タイルは、一見気づきにくいですが、横筋の本数が異なります。
さらに細かく見ると、筋が端まで来てるかどうかの差もあります。
言われなければわからない可能性もありますが、細部までこだわりを持つ顧客様もいらっしゃるため、
小さな差についても、できる限り話し伝えます。
本件の場合、手持ちの面状をそのまま使用することも可能ですが、
見本タイルと同じものをご希望の場合は、一から金型を製作し、同じ本数で製作することも可能です。
上で紹介したのは一つの例で、同じ〇〇面と言われても、
細かく見ると異なる面状はけっこうあるものです。
話は変わりますが、
同じカルビでも焼肉店によって使う部位が異なるようで、
これはカルビが”どこの部位の肉でも構わない”という定義があるからだそうです。
表向きに謳われることを何もかも信じてはいけない、
自分の感覚で味を判断するべきだと、
カルビは画一化する世界へ、警鐘を鳴らしているのかもしれません。